人生最期の手紙…… 私だったら…書けるかな…
※10月5日ぶん
2日に41歳の若さで死去された流通ジャーナリスト金子哲雄さん、お金を話をあんなにわかりやすく、面白く話せる人もいなかったなと。一つ一つの話の中に、ブラウン管の向こう側にいる視聴者への愛情と優しさが感じられる人でした。金子さんはお姉さんと二人の弟さんをいずれも病気で亡くされているそうで、「姉と弟たちの分まで自分は生きるんだ」と話されていたとか。あの明るい笑顔の裏にはそんなことがあったんですね。。。
そして驚かされたのが昨晩のお通夜参列者には配られたという、生前、自ら用意していた手紙。朝っぱらから、泣けました。。。。以下、手紙全文……
「このたびは、お忙しい中、私、金子哲雄の葬儀にご列席たまわり、ありがとうございました。今回、41歳で人生における早期リタイア制度を利用させていただいたことに対し、感謝申し上げると同時に、現在、お仕事などにて、お世話になっている関係者のみなさまに、ご迷惑おかけしましたこと、心よりおわび申し上げます。申し訳ございません。
もちろん、早期リタイアしたからといって、ゆっくりと休むつもりは毛頭ございません! 第二の現場では、全国どこでも、すぐに行くことができる「魔法のドア」があるとうかがっております。 そこで、札幌、東京、名古屋、大阪、松山、福岡など、お世話になったみなさまがいらっしゃる地域におじゃまし、心あたたまるハッピーな話題、おトクなネタを探して、歩き回り、情報発信を継続したい所存です。
今回、ご縁がありまして東京タワーの足元、心光院さまが次の拠点となりました。 『何か、面白いネタがないかな?』と思われましたら、チャンネルや周波数を東京タワー方面に合わせ、 金子の姿を思い出していただけましたら幸いです。
このたび、葬儀を執り行うにあたりまして葬儀社のセレモニーみやざき 宮崎美津子さまには生前より真摯に相談にのって頂きました。 また、自分の歩んできた道とゆかりのある港区東麻布を終(つい)の住処とすることをお許しいただきました、浄土宗 心光院 御住職 戸松 義晴先生には公私にわたり、死生観などのアドバイスをちょうだいしました。 この場をお借りして御礼申し上げます。ありがとうございました。
最後になりますが、本日、ご列席下さいました、みなさまのご健康とご多幸を心よりお祈りしております。 41年間、お世話になり、ありがとうございました。
急ぎ、書面にて御礼まで。
平成24年10月1日 流通ジャーナリスト 金子哲雄」
死期が迫っているとき、こんな冷静にこのような手紙って書けるものなのでしょうか…。この年で、死というものにこんなに向き合えるものなのでしょうか。やはり、これを書くまでにはいろんな思いもあったと思う。私だったらどうなってるんだろうって思っちゃう。。。でも、スゴイなと思うのと同時に、金子さんのかっこよさも感じます。死後の世界を“第二の現場”と言い、そこに向けて意欲的なのも素敵。。。。
同世代の人の死はいろいろなことを考えさせられます。命ある者、病気や事故で、いつ命の終わりがくるかはわかりません。生きたいと思っても生きられない人の分まで、一日一日を大事に、一瞬をもっともっと大切に生きていかなきゃいけませんね。金子さんからは、お金の話だけではなく、人として大事なことも教わりました。ありがとうございます。合掌。
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★毎日、さらに精一杯行きます!
☆そうだね! 私もそうする!
★物書きを職業としてる方は皆さん亡くなる前に遺書を書かれますね。なかなかこのように冷静にわたしは書けないと思います
☆冷静には書けませんね。でも、私も元気なうちに何かを残しておきたいという気持ちはあります。なかなか書けないでしょうけどねっ
★同じ学年で生まれ育ってきた世代として、彼のような生き様(死に様)が果たして自分にできるだろうか…そんなことを考えさせられました。彼は人生(41年を)を精一杯生きたと思います。そして、次のステージでもがんばろうと生き抜きました…彼のような生き様を目標に自分自身ももっともっと「生かされている」という感謝の気持ちをもって生き抜きたいと思います。すばらしいお話をありがとうございました・・・合掌。
☆同世代ですもんね。余計にいろいろ感じますよね。1日1日、1時間1時間、1分1秒を大事にしなきゃいけないですね!
★生きたいという思い、死への恐怖…きっといろんな葛藤があったと思います。それらの思いを自分の中で昇華させた時に残ったのが、運命を素直に受け入れて生かされてきたことに感謝する思いだったのではないかと感じます。
精一杯生きたからこそ到達できる思いであり、それ故にまた哀しいですね…
☆何かを悟っていたのでしょうかね。そこまで行き着いたってことですかね。いろいろ考えると辛いですね。
★正直なところ、舌っ足らずでバカな事ばかり言ってるやつだなぁ…てイメージでした。しかし大きい大きい人だったんですね… なんだか自分が恥ずかしくなります
☆私も、何言ってんの~という印象もありましたが、話は面白いし、いつも一生懸命な人だなという感じはうけてました。大きな人を亡くしましたね。
★私は 生前の金子さんをテレビでしか知りませんが、舌足らずの話し方がどうも気になっちゃつて…でも 地デジ化の時とかの 商品分析力とか すごいな?惹きつけられる話だな?と思っていました。
今朝の挨拶状を見させていただいて、私もずっと 考えさせられていました。ほぼ同い年で 死を目前に あれほど冷静に 周りに配慮した挨拶が なぜできたのか。
お世話になった参列者の方に 亡くなった本人からの思いが届くなんて 不謹慎かもしれませんが とても素敵なことだな…と思いました。
文才がなく 私の感じた思いが伝わらないけど、彼の姿勢が 私のこれからの考え方に少し影響を与えてくれました。本当に新天地で新たな活躍をされますよう お祈りいたします。合掌。
☆もろもろ同感です。考えさせられ、今後の自分の人生に少なからず影響受けるよね。もっと人への思いやり、聞くばりをしていかなきゃ…などなど、いろんなことを感じました。
★早すぎますね(>_<)素晴らしい人だったのですね。私には真似出来ません、ご冥福を。
☆そうですね。真似するのは難しそうなので、近づきたいなと思います(^^)
★私もテレビでしか知りませんが、挨拶文がとても素晴らしいのでシェアさせていただきます。
☆素晴らしいですね!
★若過ぎます。瀬川さんも超忙し過ぎるので身体には気をつけてください。
☆はい、気を付けます!
★本当に、素晴らしい旅立ちですね。
ブラウン管の向こうにいらした金子さんに思いを馳せると、ソフトな語り口なのに、高潔さを感じていたことを納得致します。
また、アップして戴き、共有出来ましたことに、心より御礼申し上げます。私も、真剣に日々を送って参ります。
本当に、ありがとうございます。
金子さんのご冥福を、心よりお祈りいたします。合掌
★おはようございます。金子さんの生き様を自らの死でもって体現したすばらしい話ですね。
☆また読んでいただきありがとうございました!